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エプソン EP-807AB [プリンタ・パソコン周辺機器]

以前にエプソンプリンタに乗り換えると書いたが、今回は、そのエプソン EP-807AB とこれまで使っていたキャノン MG6330 を使い比べた評価をおとどけする。
最初に記載しておくが、キャノン MG6330とエプソン EP-807AB の外形寸法(幅×奥行×高さ)は、
Canon MG6330:約466mm×369mm×148mm、
EPSON EP-807:約390mm×341mm×141mm、となっている。

エプソンEP807 それぞれのモデルの発売時期がことなるので一概に比較することはできないのだが、エプソンプリンタを開封してまず驚いたことは、そのサイズだ。奥行きや高さは大きく変わらないものの、この7cmちょっと狭い横幅のおかげでかなり小型に見える。実際に目で見て比較すると、この数値以上にキヤノンとの差は大きい。このサイズで背面給紙も備えているのだから、本体サイズだけで比較すれば、エプソンの圧勝だ。
ただ、キヤノンにもアドバンテージはある。それは印刷時の静音性だ。キヤノンも旧製品よりも現行製品のほうが印刷時の音がうるさい場合もあるのだが、それでも今回のエプソンプリンターよりはかなり静か。おそらくは、どのメーカーも小型化と静音の両立は難しいのだろう。少なくとも私が使ってきたプリンターでは、本体が小さくなればなるほど、印刷時の音や振動は大きくなってしまう傾向にあった。とは言え、エプソンも一定基準は当然満たしているわけで、エプソンプリンタだけをずっと使っているユーザーは特別うるさくは感じないはずだ。
印刷時の準備動作はエプソンのほうがスムース。特に直近で使っていたキヤノンMG6330は潜在的な問題をいくつか抱えていて、印刷準備にも異常に時間がかかる時がある。MG6330が印刷を終える間に近所のコンビニまで行ってコピー機を使ってきた方が早いんじゃないかと思えるくらいにイライラすることもあるのだ。それ以外にもインクの消耗の問題や「B200」エラーが頻発することなどをあわせて考えると、MG6330は不具合を内包した失敗作と言える。

EP807EP807

エプソン EP-807AB の話に戻るが、前の記事でも触れたが、今回、このプリンタを選んだ理由は、背面給紙を備えているからだ。キャノンも今年2016年のモデルでは、久々に背面給紙を復活させたモデルもあるが、ここ最近までのインクジェット複合機では背面給紙を廃止していた。
背面給紙を備えていることで選んだエプソンだが、EP-807AB の背面給紙は、一枚ずつしか給紙できない。前面の二段トレイに普通紙とハガキ(あるいは写真用紙)の二種類の用紙をセットして使い分けられるので、背面給紙は一枚ずつでも今のところ不自由さは感じない。
印刷品質は、個人的な感想になってしまうが、昔から言われていたことと変わっていない。あいかわらず、写真はエプソン、文字原稿はキャノンといった感じだ。写真や画像は、エプソンのほうが柔らかく鮮やかに出るのだが、企画書の類や私がよく印刷する楽譜などはキャノンのほうがくっきり出る印象だ。となれば、おのずとユーザーによって購入すべきプリンタは決まってくると思う。
コピー時の違いだと、キャノンは原稿の左上をあわせて原稿台に乗せるのに対して、エプソンは、右下隅をあわせる必要があるので最初は何枚か失敗してしまった。印刷倍率もマニュアルで任意倍率に合わせる設定がキャノンのほうがすっきりしていて、キャノンに慣れている私には、これも最初は思い通りにコピー出来なかった。ただ、これは設定項目の問題というよりも、操作パネルの液晶表示がエプソンのほうが私には見えづらかったせいだ。排紙トレイが電動で収納される機構はとても面白いが、機械的な駆動部分が多いと故障の原因になるのではないかと少し心配になる。
スマートフォンからプリントするためのアプリの出来映えも含めて、総じてエプソンプリンタのほうが楽しいと感じるが、キャノン製品がまともであるならば、ビジネス用途ではキャノンを選ぶかも知れない。しかし、多少の不具合なら売り切ってしまえという姿勢を受け入れるわけにはいかないのだ。このブログは、ステマやキュレーション記事ではないのですべての製品、サービスに対して平等に純粋な個人的評価を今後も記載していきたい。
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